今朝はぐっと冷え込み、氷点下1℃を記録しました。長い冬のはじまりを感じます。

今朝の霜(社員さん提供)
さて、秋~冬にかけては、放射冷却を体感しやすい時期です。
放射冷却とは、地面から空に向かって熱が放出され、地面や地表付近の温度が下がる現象のこと。年中常に発生している現象ですが、寒暖差の激しい季節は特に体感しやすいということで、今の季節はよく天気予報でも話題になるワードです。

こんぺいとうみたい(社員さん提供)
放射冷却が強まるのは、「夜晴れ」て「風が弱い」日の早朝。こんな時は、霜や霧、結露も強く発生します。

FPL敷地内:霧と光芒(社員さん提供)
放射冷却によって発生する霧を、気象用語では「放射霧」と言い、天気予報用語では「ハレ霧」と呼ぶそうです。
FPLでも朝霧がよく発生しますが、そんな日は日中気持ちよく晴れることがほとんど。特にこの時期の早朝、明るいハレ霧に包まれた日は、快晴になると予想できます。

ハレ霧
世界記録では、この放射冷却により1日の寒暖差が50℃になった地域もあるそうです。
長野県内では、過去に菅平で30℃の寒暖差を記録しています。恐るべし放射冷却。
冬の到来を感じるとは言え、FPLではまだまだ秋も盛り。D棟やE棟付近では、かわいらしいきのこがたくさん見られます。

D棟の仲良しきのこ(社員さん提供)

E棟のぽこぽこきのこ(社員さん提供)
残り少ない秋を名残惜しみつつも、寒暖差に体調を崩さないよう気をつけてお過ごしください。