FPL季節のギャラリー

雨氷

ここ数日季節外れの雨が続いた茅野市ですが、今日は日中急激に冷え込み、2月らしい寒さとなりました。
茅野市を含め、長野県内各地では「雨氷(うひょう)」という珍しい現象が多く確認されたようです。

会社の周りにもたくさんの芸術作品ができあがっていました

雨氷は、過冷却状態の雨が樹木などに凍り付くことで形成される着氷現象の一種です。
過冷却とは0℃以下になっても凍らない状態のことで、特に雨の場合は、地表付近よりも上空の方が温度が高いという逆転状態の時に生じるそうです。

D棟前のヤマブキ

過冷却の水は非常に不安定な状態なので、凍るきっかけ(衝撃が加わったり、形が変形するなど)があると速やかに凍ってしまいます。
このような過冷却状態の雨が、地面や草木にぶつかることをきっかけに一瞬で凍り付き、物体を氷でコーティングしてしまうのが雨氷現象です。

ボケのつぼみもコーティング

木の枝や電線などに細いつららをたくさんつけるのは、雨氷の大きな特徴です。
FPLでは、手すりや車にもつららを確認できました。

無数の小さなつららたち

また、一番標高の高いE棟では、雨氷に霧氷(むひょう)が付着したことにより別世界のような景色を見ることができました。

E棟付近は別世界

霧氷は、霧が草木になどにぶつかって凍る着氷現象です。
雨氷が透明な氷を形成するのに対し、霧氷は白色や半透明になるので違いがわかります。

透明な雨氷の上に白い氷の結晶がついています

いずれも寒さの厳しい地域限定の特別な現象。
今日は美しい景色に癒されながら帰宅した社員も多いはず…!

「残念ながら見逃してしまった」という方のために、少しだけですが写真を掲載しておしまいにします*
今週もお疲れさまでした。

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