FPLの山野草

FPLの山野草③~トリカブト・ギボウシ・コスモス~

会社のオオヤマザクラの葉が色づき始め、一部落葉も見られていよいよ秋がきたなと思わされる今日この頃。朝晩は冷え込む日もあり、今朝出勤時に確認した温度計は12℃となっていました。

今、敷地内では秋の山野草が見ごろを迎えています。

トリカブト

トリカブトには亜種がたくさんあり、日本だけでも30種類以上が知られています。FPLに自生しているものは葉が3全裂しているので、ツクバトリカブトかなと憶測(なお自信はゼロ)。トリカブトは毒性が強いことで有名ですが、致死量を摂取すると心室細動や心停止を引き起こし、6時間以内に死に至ると言われています。トリカブトに含まれる毒性分はアコニチンやメサコニチン。人の致死量は3~4mgということで、葉1~2g程度に相当するようです。特にアコニチンは皮膚からも吸収されるので、素手で触れるのは控えた方がよさそう。

ギボウシ

日本では「ウルイ」と呼ばれ、古くから山菜として食べられてきたギボウシ。葉や茎の柔らかいところを春先に摘み、お浸しや酢味噌和えにして食べるのが一般的だそうです。7~8月が開花時期のお花なので、FPLのギボウシは心なしかちょっと寒そうですね…笑

チヂミザサ

草の中で花の写真を撮っていたらズボンにくっついてきました。『ひっつき虫』とか『ばか』と呼ばれるこれ。ほかにもオナモミ、ヌスビトハギ、コセンダングサなんかがあり、服についたのを鬱陶しく思ったことが誰しも一度はあるはず。チジミザサはすこし粘り気があり取りにくく、とっても厄介です。

コスモス

日が短くなると開花する短日性のお花です。ただ近年は日の長さに関係なく花を咲かせる品種も増えており、夏でも見られるようになりました。日本の秋の風物詩のひとつのように思われますが、実は明治初めごろに伝わったメキシコ原産の外来種だそうです。『宇宙』をあらわすCOSMOSと語源は同じ。ギリシャ語で『秩序』『調和』『美しい』などを意味します。花びらがきれいに並ぶ様子や、群生して整然と花を咲かせる様子から、このような名前が付いたのでしょうか。

ちなみに、カエデの紅葉はまだもう少し先のようです。

カエデ

FPLのリスの食事場所は、ひまわりの種を栗に変えて秋仕様に。

秋の味覚をどうぞ

これからもっと深まる秋が楽しみですね。

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