桜が散り、周辺が青々としてきた中、FPLではミツバツツジがとてもきれいに咲いています。

満開です
ミツバツツジは本州に分布するツツジ属の落葉広葉樹です。やせた尾根や岩場、里山などに多く生育します。枝先に3枚ずつ葉がつくことが名前の由来とのこと。ツツジ類では一番早くに開花し、紫がかったピンク色の花を咲かせます。代表種のホンミツバツツジのほかにも、トウゴクミツバツツジ、コバノミツバツツジ、ヤクシマミツバツツジ、ハヤトミツバツツジなど種類は10種以上にのぼり、亜種を含めるとさらにたくさんの種類があります。
本種のホンミツバツツジは、おしべが5本であることが特徴です。FPLのミツバツツジは10本のおしべが確認できるので、ホンミツバツツジではありません。

おしべが10本
さらによく見ると、めしべの花柱(めしべの茎のような部分)の下半分に腺毛があるのがわかります。調べたところ、これはトウゴクミツバツツジの特徴のようです。

ではトウゴクミツバツツジということにしましょう
D棟駐車場北側には、毎年新入社員が入社の記念に、ミツバツツジをひとり1本植樹します。今年は14名の新入社員が植樹をしてくれて、FPLミツバツツジの森がいっそう華やかになりました。

毎年すてきに花を咲かせてくれて嬉しいです
中には白色の花を咲かせている木もありますが、こちらもミツバツツジのなかま。シロバナミツバツツジと言うそうです。白いミツバツツジもまた何種類かあるようで、いずれも類似していて区別は難しいとのことでした。

シロバナミツバツツジ
植樹したもの以外に、A棟とC棟の桜並木の下にもミツバツツジが咲いています。こちらは、赤色のツツジたちもつぼみを膨らませて開花の準備を始めていました。

桜はすっかり緑になっています
ミツバツツジは5月中旬~下旬までは楽しめそうですよ♪

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