昨日から今朝にかけて雪が降りました。
今年は暖冬だと油断していたところ、こんなに積もって大慌てです。

ミツバツツジも埋もれました
気温は日中も氷点下で、冷たい北風がこたえます。
またしばらく厳しい寒さとなりそうですので、朝の道路凍結にはご注意ください。

日陰は固い雪が残っています
ところで、雪の降り方を表す擬音語に、「しんしん」という言葉があります。
漢字では「涔涔」や「深深」と書くそうです。
意味を調べてみると、「雪などがしきりに降るさま」のほかに「ひっそりと静まり返っているさま」と出てきます。

早朝はしんしんと降っていました
雪の日は心なしかいつもより静かな気がしますが、これにはちゃんとした科学的根拠があり、雪の結晶が音を吸収するからだそうです。
そもそも音というのは、物体が振動することによってできた空気の波が、わたしたちの鼓膜や耳小骨を振動させることによって伝わります。
雪の結晶は六角形や八角形という複雑な形をしているため、ぶつかった空気の波が反射して閉じ込められてしまい、音が聞こえなくなるのだそうです。

朝よりは道路の雪は融けました
踏み固められた古い雪よりも、結晶がきれいに残っている新雪の方が音を吸収しますし、結晶がつぶれているあられのような雪よりも、ふわふわのぼたん雪が降っている時の方が静かに感じられるのはこのためです。
条件によっては80%以上の音を吸収するとの説もあり、驚きですね。

クリスマスツリーみたい
たっぷり積もった2月の雪。
もうしばらくは、しんしんとした日常を楽しめそうです。