8月が終わってあっという間に9月。晩夏だというのに連日30度を超える真夏日で、エアコンの効いた涼しい室内から出たくなくなります。全国では、歴代最高気温ランキングの上位4位を今年観測された記録が塗り替えるほど、今年は異例の暑い年のようです。
そんな中、FPLの小さな畑『FPL農園』では、野菜が暑さに負けずすくすくと成長しています。

\小さな農園ができました/
今年からA棟東側来客者用駐車場の隣にできたFPL農園。少ないスペースですが効率よく野菜の栽培に利用し、敷地内の緑化にも寄与しています✦
採れた野菜は、通りがかりの社員さんに配布したり、社員食堂で提供される社食の食材として活用されました。

社食のスープにFPL産ズッキーニを使用!
ここで栽培しているのはトマトとズッキーニです。
【トマトについて】
トマトが生育する最適環境は、昼:25~30℃、夜:10~15℃。1日の平均気温が25℃以上の日が5日以上続くと高温障害で栽培が出来なくなってしまうということで、果葉類の中では低温性の植物です。そのため、猛暑日が続く今年はトマトの収穫が思うように進まず、各地では価格が高騰しているとのこと。
標高1,000mを超えるFPLの環境はまだ比較的涼しく、朝晩は気温の低下もあるため、FPL農園のトマトはこの夏日でも赤いつややかな実をモリモリ実らせています。

つやや*゜
トマトの原産地は南米。日本へは、欧州を経由して江戸時代頃に伝わったとされています。見た目の奇抜さや独特な風味から、明治時代に食用として利用されるまでは観賞用の植物だったそうです。
トマトには、美肌効果や疲労回復に効く「リコピン」「βカロテン」「ビタミンC」や、むくみと高血圧予防に効果のある「カリウム」などの栄養素が豊富に含まれています。他の野菜に比べて一度にたくさん食べられるので、栄養を摂取しやすいのも魅力。おまけに水分をたっぷり蓄えているので、夏バテ防止にも役立ちます🌞

「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるくらい
【ズッキーニについて】
ズッキーニは、トマトと比べてしまうと栄養素的には劣る面が多いですが、「カリウム」の含有量は負けていません。カリウムには、身体の中のナトリウムとミネラルのバランスを調整する働きもあるため、豊富に蓄えた水分もポジティブに影響し、こちらも夏バテ防止にぴったりの野菜と言えます。

FPL農園の食べごろズッキーニ
きゅうりに似ていますが、ズッキーニはかぼちゃのなかまです。名前は、イタリア語で「小さなかぼちゃ」という意味。そう言われてみると、実のなり方もかぼちゃにそっくりですね。日本では1980年代頃から食べられるようになった、とても新しい野菜です。
ちなみに、ズッキーニの全国生産量1位はわれらが長野県!次いで2位の宮城県と合わせると、全国で半分以上を占める生産量を誇ります🌟ズッキーニは、長野県でいち早く産地化が進められた野菜なのです。

実は花も食べられるらしい
肉質がきめ細かくて最もおいしいとされる15~20cmくらいの大きさが収穫適期だそう。収穫タイミングを1日でも逃してしまうとすぐにお化けズッキーニになってしまうので、適期の見極めには注意が必要です。

とんでもお化けズッキーニ
実り豊かなFPL農園。運がいい人はFPL産高原野菜を食べられるかも!?
ぜひ遊びに来てください♪